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曼珠沙華腰巻の美術世界
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海フェスタ2010
長崎で開催の「海の美術展ながさき2010/7/25~」の実行委員をしています。
作品出品はしていません。(2010/6/18)
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長崎県美術館1F<116点> アンデパンダン展

「黒の舟歌」
『空飛ぶ愛の絨毯 』の上で:天界・それは海、さ迷った二艘の小舟は、自分自身の有る場所、居場所を感じ取り,静かに定位置に有った。


その後
■「空飛ぶ愛の絨毯」は「・・・愛の絨毯」のまま、日韓展」:韓国テグアートピア展。
■「黒の舟歌」は「長崎・黒の舟唄」となり、「ながさき海美術展」
・・・・と、二つの斜頚へと別れて行くのです。




■ながさき海の美術展出品作品
 ①長崎黒の舟歌
 ②長崎昭和舟歌
②写真 

「空飛ぶ愛の絨毯」部分
『精霊の慈悲の形』     内藤修子
岡本太郎の「生命主義」生命活動こそが・・・思想のかたち。
今日の芸術はうまくあってはいけない。綺麗であってもいけない。
心地良いものであってもいけない。
既存の観念から逸脱しつづけることこそ、真の「芸術」だ。(1954年)
岡本かの子の短歌
年々にわが悲しみは深くして いよいよ華やぐ いのちなりけり
岡本太郎とかの子・「母子」をテーマに制作し続けてみた。
母と子をテーマに、やんわりと作品作りをしていました。しかし現実はもっと複雑に病み、「誰もしらない」という映画は物語で終わらない世界。幼児虐待は親の歪む心の皺寄せとなり蓄積されつつある。そのような社会の病みに向けて作品をつくると、思考回路はふっと湧いた精霊の中へ入り込んでしまった。最後の祈りとするなら、「私と子」という個人的な作品でもよいのではないか。果たして母子は個人的なことか。
 信仰の深まりと「最後の祈り」とするならば、なんの信仰も持たない私が辿りついたものは、長崎の「光源寺の飴屋の幽霊」だった。いかなる理由があろうと、あの母親こそ、母親の真実の叫び声だ。
岡本太郎母と子から始まった制作は、精霊の中に帰り辿り着いた。
 もう直ぐ、長崎にも暑い夏がやってくる。    2010年7月6日 





タイトル:女と男の黒ノ舟歌
大きさ:68×65×7(cm)
材料:布・木・流木・黒板液・セメント
制作日・2010年4月12日
                      オリジナル原稿

               2010/04/05 (Mon) 08:41:41
「お龍さんと月琴」 吉田形 勧
3月14日の日曜午前、長崎地方法務局で、坂本龍馬の妻お龍像モニュメント除幕式があった。
昨年、「長崎さるく幕末編モニュメントのデザイン募集」として一般公募された企画で56作品の応募があり優秀賞に私達8・9平和展企画委員NとYの二名が選ばれ、Nのデザインになる像の除幕式に立ち会った。
私達8・9関係者数名と長崎さるく側から市長、長崎龍馬会から数名、Nの親族等の参加があった。
黒い背広姿が多い中でN一人だけが華やいだ着物姿で除幕式の主役が彼女である事を周囲に印象づけていた。
事前にNから受賞した原画と出来上がった彫刻に違いのある事は聞いてはいたが幕を外されたモニュメントには日頃から私達が見なれているNの丸みを帯びたフォルムは見つけられなかった。
後から考えればNも現物を見るのはこの日が始めてだっただろうし表情がこわばって見えた。
後日、Nから聞いた話では原画には庭で籐椅子に座り月琴を奏でているお龍を描いたとの事だ。
像を製作した某美術展公募団体会員Mはメディアの取材に時代背景を考証しながら、まげや月琴を奏でる指などに、お龍の人柄を忠実に表現することに苦心したと述べている。
像は籐椅子には座らずに座蒲団状の物に膝を揃えた正座である。
Mは籐椅子に時代考証的観点から疑問を持ったのか?
籐椅子は芥川龍之介の小説「手巾」大正五年作に描かれている。
籐椅子に座るお龍の姿を想像する事は可能だろう。






「お龍さんと月琴」モニューメント
彫刻家 松田安生
デザイン 内藤修子
タイトル 内藤修子



龍馬の妻 お龍像完成 長崎地方法務局で除幕式
 幕末の志士、坂本龍馬の妻、お龍の像が長崎市万才町の長崎地方法務局に完成し、14日、除幕式が行われた。田上富久市長らが完成を祝った。
 同局は、お龍が身を寄せ、月琴を習ったという逸話が残る小曽根亭跡にあたる。

 同市が昨年、安政の開港150周年を記念し、幕末の長崎や、志士の魅力などを表現するモニュメントのデザインを公募。全国から56作品の応募があり、同市滑石3、美術講師内藤修子さん(60)がデザインした「お龍さんと月琴」が選ばれた。

 内藤さんのデザインを元に、彫刻家の松田安生さんが制作。松田さんはまげや月琴を奏でる指など、時代背景などを考証しながら、お龍の人柄を忠実に表現することに苦心したという。

 内藤さんは「お龍の、芯の強さや、けなげさなどをうまく表現できた。地元のみなさんに像を愛していただけたら」と話した。

3/16 読売新聞


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