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曼珠沙華腰巻の美術世界
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写真:4DBOX:タイトル・迷子の十字架

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2008年1月20日から開催     2008年ima長崎美術展
「墓標の記憶」    
大中尾棚田アートに参加、30mの白い布に書きます。
300m離れた畦道からは、写経のように・・千人針のように・・
見る方で、自分のそれぞれの思いで、見てもらえたらいいなあ~と思いながら。
●コンセプト:私の中の過去の記憶は何処から始まり、何処へ流れて行くのだろうか。
人は、100年は生きられない、今、この地に生ある者は全て100年後には、灰となり土になっている。この奥深い外海の大中尾地区は、100年の月日など簡単に、のみ込んでしまいそうな世界である。今在る生命を大切に生きたい。それは、記憶の名前を書くという行為で、現実に過去に生きていた人物の生きた証のような気持ちにもなる。やがて全ての、今、命有る者が、この世を去る時、支えて命の賛歌を歌ってくれるのはこの大自然だけかもしれない。
寺山修司のように100年経ったら帰っておいで、なんて言われて去りたいものだ。
あなたはそして気がつくでしょう・・古い血縁の生の日と若年の血縁まで100年間が有ることを。
記憶の中に残る古い血縁― ―あなたの名前― ― 若年の血縁
★「あなたの記憶の中で、一番古い血縁の方の名前を書いて下さい。
現在、あなたの血縁で一番若い方の名前を書いて下さい。」
ima展長崎現代美術:大中尾棚田にて制作します。
墓標の記憶パフォーマンスとして出品
1、佐々木きの         小田律子     高橋珠理
2、高向万吉          高向一成     佐々木ゆい
3、大石琢也          中牟田和幸     小西世綱
4、小西恭子          小西龍太郎     上田真也
5、徳山卯市          徳山光       末光向陽
6、山口一一          山口千春      山崎翔太
7、安富平八郎         今道信子      中川陽仁
8、藤本正一          藤本 彦     道盛あゆむ
9村上ヒサ         浦のり子      永瀬百々花    
10酒井美代         平尾昌子      平尾亮太
11白髪勝世         白川麻衣子     白川紘樹
12林田村吉         内藤 就平     内藤 友
13林田花江         内藤 篤      木山啓太
14白川未乃         白川末奈      槙本敏子
15重富為次         重富一裕      江副雅文
16宮繁 保         山口洋三      山口 凛
17佐々田ケイ        佐々田恭子     小枝はるか
18神山 茂         平嶋博子     平嶋美香
19日暮サワ         岩本史緒     ノノカ
20坂井和平         坂井存      坂井一樹・渓大
21原田伝右衛門種直    原田伸雄      三宅碧生
22木野真理子       伊藤圭子      杉本絵里奈
23西岡福四郎       福島佐紀子     高橋彩香
24江越春枝        池田 徹      岩本健志郎 
25斎藤亀吉        斎藤秀三郎     斎藤浩美 
26山下久万作       山下由香理     山下遼馬
27渡 嘉三        金子百合子     宮本 悠
28中村竹子        内山ちづる     内山浩孝
29草野ルイ        重富幸恵      澤井里帆
30田島タマヨ       川野水津枝     川野大地
31佐藤シズエ       平川 渚      板山日向子
32城野敬三        城野敬志      城野裕司
保育園その他
33田中 ワカ - 古賀留美子 - 古賀帆凌乃
34杉本 トエ - 永田 沙織 - 永田 脩人
35松野 藤作 - 楠田真由美 - 水本 るい
36小曽根タヨ - 三根美知代 - 岩崎 亜美
37藤山資千代 - 藤山 信子 ー 富崎 真瑚
38下岸 直行 - 下岸 幸  - 小濱こうじ
39井手 タネ ー 大城 朋子 - 長岡 亜美
40奥田ハツエ - 奥田みよ子 - 楠田 美紀
41鈴木スズノ - 藤村 紫  - 藤村 恵
42中村 ツヤ - 鉄本 豊美 - 鉄本 圭亮
43森下 若枝 - 土肥千枝子 - 土肥 美香
44横田 ハル - 久松 美佳 - 山辺 楓 ■(PCで、出ない感じ有り)
45内藤 泰雄 - 内藤 詔介 - 内藤 就平
46林田 村吉 - 林田 拓哉 - 長谷 千春
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
園、親族、その他
↓古い血縁        ↓本人       ↓若年の血縁
47太田幸四郎        中根郁子      中根浩之
48野濱力蔵       野濱邦子     木山恵太
49野崎マツエ      吉野キズ     北平ミサノ
50伊藤栄一       大月ゆき子   伊藤やすのぶ
51中野忠四郎      片岡佐智子    庄司さくら
52山脇米太郎      小柳和也
53西 徳次       濱本 恵     増田琥珀
54古賀ソデ       田中 史      古賀美希
55北村登喜治        北村智美
56 溝口庄三郎(M17没) 溝口正  松野侑太・日和(双子)
57 圓中孫一  圓中輝雄  木山恵太
58 前田治代吉 前田齊    前田実音
59 松尾徳之進     前田昭子   前田実音
60 境 秀次郎     境真知子   境 真季
61 中浦ジュリアン   竹ノ下磨須子 竹ノ下賢二
62 佐藤末子      小林美佐   酒井( )平()はPCで×
63 西川力雄      辻村 泉   佐藤正典
64 廣澤一清     廣澤 清    廣澤里季
65 峰下八十六    峰下博幸    峰下正道
66 峰下博子     峰下靖子    峰下靖浩
67 山口都志郎      邦子
68   内田孝一郎     由美子
69 浦口安治      浦口清子   浦口大介
70 大串静夫    
   江嶋孝太      大串 奈央   大串瞬
80 辻田種吉      辻田みさき   
81 酒井優治      酒井桃子
82 濱口昇       濱口陽子
83 久保敏視      久保由紀奈
84 宮崎アキラ     宮崎絵里    宮崎ユズキ
85 本山隆       本山万純    吉田まこ
86 山中常吉      山中春香    山中水那子
87 蛭子谷淳      蛭子谷麻矢   蛭子谷大樹
88 綾部安一      綾部麻衣    綾部他大悟
89 林田三郎      林田歩     林田和也
90 大崎小末      大崎陽子    大崎成陽
91 竹田哲馬     原田智美     森 美優
92 中村れいこ    中村瑛子     中村かつや
93 西崎義樹     西崎綾乃     西崎日和
94 森 政輝     森 永恵     森 成美
95 原 いそ廣    原百合衣     原加菜衣
96 税所英義     税所由里絵    税所貴之
97 竹田武子     高橋 唯     宮本しほ
98 岩永達一     岩永綾美     岩永のぼる
99 池田政俊     池田美穂     池田竜希
100 川口福寿郎    美馬由希子    山下明莉
101 森菊之助     森 春香     森 海斗
102 馬場義幸     馬場亜紗美    馬場たかひろ
103 山下甚一     山下かおり    山下大幸

104 山下春子      山下良夫      木村翠
105  杉原三郎     田中久子     田中玲那
106  川上てっしょう  入内良治
107 江川キヤ      江川沙織     上戸和彦
108 中村半次郎
   桐野利明      伊東寛治
109 井村実三      中尾百利     渡邉(PCででない)
110 井上正二郎     西田俊子    福田結菜
111 林田スナ       木山美樹子   木山恵太
112 野濱力蔵      野濱夏希     三浦里公
113 吉村幸輝     吉村伸子      藤本まりの
114 林田孫一     長谷三千代    柿内栄志
115 中村志      林田貴三江    柿内栄志
116 林田孫一     林田拓哉     柿内栄志
117            鳥巣敏行
2007年10月22日~11月4日 (内藤修子展)
場所:アートスペース獏にて、

       
内藤修子展
2007年10月22日~11月4日
作品と写る・てるてる坊主を作る(ワークショップ)




場所:福岡市博多区(CAA)
「迷子の十字架」
2007年11月1日
読売新聞  
美術
「あぶり出された無意識」
 無意識を暴かれた時の恥ずかさや後ろめたさと、じわーっと胸に迫る懐かしさ。内藤修子のインスタレーションを見る度に喚起される感情はそのようなものだ。
 私たちの暮らしはあらゆる場面にわたって西洋化されてしまった。
「西洋かぶれ」という言葉は、それが批判であるにしろ、自嘲であるにしろ、もやは時代錯誤の評語でしかありえない。だが、私たちの感じ方、考え方の根っこにあるものは、表面的な生活のスタイルがそうであるほどには洋風になじんでいないのではないか。私たちの意識を一皮むけば、どんなおどろおどろしい土俗の光景がそこに出現するものか、わかったものではない。
 内藤修子の作品は、その一皮むけた無意識の世界をあぶり出す。
あぶり出すための道具は、例によって日の丸の旗と、戦前世代の女性たちが愛用した赤い腰巻きである。
 日の丸と腰巻きをそれぞれに横につないだ幕で、画廊の空間が十字に区切られている。幕と幕の間の狭い通路のようなスペースに、古い女性の着物の布(きれ)で作ったてるてる坊主やお盆の精霊流しに使う造花などが置かれ、壁には郷愁を誘う昭和の感覚をあれこれと取り集め写真のコラージュがはってある。
 腰巻きやてるてる坊主やコラージュなどが、家父長性下での女性の忍従や戦争の惨禍、そにような時代にあっても変わらず繰り広げられていたはず人間らしい喜怒哀楽の劇、つまりは基層民の情念の象徴あるとすれば、日の丸は、基層民の情念をナショナリズムに回収し、戦争へと動員していった国家の象徴でもあるだろう。
 いかにも暗く、古めかしくはあるが、どこか華やいでいるようでもあるこの光景を、私たちがすでに克服済みの後進日本の貧しさとだけ見てよいかどうか。作家も単に否定すべきものとして提示しているのではなさそうだ。日本文化の基底に対する批判と哀惜。そのアンビバレントなまなざしが、グローバリズムの荒波に翻弄される私たちに自省を促す力を作品に与えている。
4日まで。福岡市天神3の4の14アートスペース獏
                        (小林清人)
ー毎日新聞記事掲載ー

毎日新聞(福岡)
2007年10月27日
「美術」
内藤修子展           
会場の空間を丸々使ったインスタレーション=写真。
「十字路ノ地獄坂 袖すりあうも他生の縁」副題が付く。
十字の交差する”道”に沿い、高さ約1,2メートルの布をカーテン状につるして四つのブースを作っている。天から眺めれば十字架の形が現れるはずだが、それは人間に確認不可能な視点。いわば、永遠に見えないクロスだ。
ーーーー年生まれ、長崎在住。作品には度々、悲惨な記憶が染み込む「日の丸」と、たくましい女性の象徴である「腰巻き」が登場する。今展では、手前の二つのブースが腰巻き、後方の二つは日の丸をイメージ。紅白の対比がなまめかしい。道に見立てた床には、母親の乳首を連想させるほ乳瓶の口が並び、一番奥の隅には地獄に似た骨とうの像や造花。
誕生から死まで、生の軌跡を投影する。壁を飾る張り紙は、古いアルバムや過去の芸術プロジェクトの模様などを写真をコラージュしたもの。「咲いて散るのが花」など、芝居がかった文字が躍る。否定、肯定の文脈を超え、作品に昭和の時代性をにじませている。それにしても、多様なテーマを込めたものだ。日の丸には戦争と平和、腰巻きにはフェミ二ズム、十字架は宗教弾圧。カトリック信徒の受難の歴史を持ち、原爆が投下された長崎の土地性も絡んでくる。それでいて、堅くるさや説教臭さないのは、懐かしくもあやしい空気が全体に立ち込めるせいだろう。11月4日まで。福岡中央区アートスペース貘  (渡辺亮一)
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