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曼珠沙華腰巻の美術世界
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内藤修子 略年譜 「内藤修子の流れ旅一座」

1949・9・9 長崎県雲仙市千々石町生(二女)4人兄弟の末っ子

父・林田村吉 石工建設業 母・花江・山畑守農業
1965 兄19歳 順・大学2年の夏休み中の事故死<兄の死の悲しみで生きる矛先を失う。兄の2年間残った学費で 学ぶことを決心>1968 長崎県立小浜高等学校美術同好会を結成 1969 香蘭女子短期大学卒業後 千々石町地方公務員として勤務昭和4735日:内藤詔介(鹿島道路株式会社九州支店勤務)入籍。昭48530日・長男(内藤篤)出産。昭和 52115日次男(内藤就平)出産

1970 諫早カブリーセンター:子ども造形教室を開催(12)  
1984 コクラヤギャラリー個展 人形100体 油彩69
1986 長崎県展市展入賞・  1989 独立展4年間出品・広島平和展インスタレーション「長崎の雨」・ 1989~1991 西友道の尾店美術工芸サロン勤務・1992 福岡県展入賞・1993 福岡アミカス女性センターで土子絵画教室を開く・1997 スペインの旅グラナダでデッサンを学ぶ.・スペインの旅行・1993~2年おきに2006年まで 個展13回 福岡 広島 長崎にて・ グループ展多数:M展 CAA 骰展コンテンポラリーアート展(福岡)
1994~1999 個展 仏壇シリーズ「故郷を出した女」 福岡博多プラザホテル イムズギャラリー 大橋安野コーヒー CAA・ 博多百年蔵 千々石生家 葉月ギャラリー 福岡シティ銀行 (現在西日本銀行店)1998 長崎新美術展入賞 「血縁ふ」 1999 個展 昭和長崎家族回路KTN放送ギャラリーインスタレーション・ (長崎大学病院旧坂道で100体の人形パフォーマンス) 2000 広島INXギャラリー:個展インスタレーション「広島家族回路」 腰巻シリーズ:広島原爆ドーム前でパフォーマンス (広島元安川の川原 長崎原爆公園で100体の人形を並べる)・2002 旧長崎県博物館にて「夏の給食室」パフォーマンス 2003~現在  長崎歯科衛生士専門学校美術講師・2004 個展 タイピント画廊 2005 個展 (アートスペース獏)  琥珀色の微吟出版 
2005 オレゴン州ポートランドにて長崎8・9平和美術展に参加
2006 骰展・長崎アンデパンダン展・ながさき8・9平和美術展 (長崎県美術館)
2006 長崎新聞カルチャーセンター子ども絵画教室講師
2006 県学芸員推薦による絵画展出品田川美術館英展入賞
2006 日韓展招待作家展(骰展)「咲いて散るのが花」6×0,8m
2007 福岡市博多区:西日本シティ銀行ギャラリースペース、蜃気楼美術展(4回出品) CAA:4d-box(3回出品) 個展「十字路の地獄坂」福岡市天神アートスペース獏

坂本龍馬の妻「月琴とお龍」の彫刻デザイン(法務局前)・ 2012 12月23日~・art sapse biAngoギャラリー主宰(現代美術ギャラリー)・2013 2・骰展(パフォーマンス)/7/日韓展/8・宇久島アート/10/art spase貘「花嫁の数程喪服は在る」個展・2013滑石センター保育園壁画制作

20145art space biAngo(びあんご)「畳の上で死ぬ」・コスモス花宇宙館(個展)

2015年5月長崎伝習所「アートマニアながさき塾」塾長・10月~11月個展:アートスペースびあんご・アートスペース貘〈福岡〉「昭和紅怨の十字架」・骰展(長崎県美術館)

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タイトル「日本・血縁の回路」  (アートスペースびあんご)

日時:2015118日(日)~29日(日)     3時~8時・無休・無料
主旨概念:浦上の地で悲しい「浦上三番崩れ」の話しを聞いて、

日本の女性のたくましさの中にある優しさを表現しました。
大きな日の丸の前に十字架がある。日本の女性を表現。十字架には花嫁の繻子の飾り腰帯紐が波のように掛けてあり、隠すように、膝の上には、鳥籠がある。女性が嫁ぐという制度は家を守るということで、日本はそういう時代があった。「嫁ぐ」というのも歩く足を捕られたような時代である。日本に居て、十字架を持つということが、日ノ丸に翻弄された時代もあった。今、長崎は教会群を美しい物語に変えようとしているが、このように哀しい歴史があったことを誰もが忘れない。その鳥籠には白い足袋が入っている、自分の足が入れてある。既に、鳥籠の中には目白はいなくなり、女性の身代わりのように、我が子のように、自由に空へ飛ばしている。赤い布と白い布はギャラリーを縦断して階段の下まで、流れ落ちるように、なにかを誘っている。自らに流れる血縁・祖先の紅い血でもある。その運命にもそれでもめげない、日本の女性のけなげさを表現・・・この浦上の地で 。          (ないとう しゅうこ)

美術:内藤修子展「昭和哀燐ノ紅怨」 墓碑の周りを漂う死者の群れ 福岡

毎日新聞 2015年10月25日 西部朝刊

 <日曜カルチャー>

 会場の真ん中に赤い十字架が立っている。高さは約2・6メートルの天井に届く。床には「血縁や血の流れ」を象徴する紅白の布が縄状になって渦を巻き、十字架の足元を包み込む。9体の女性の人形は釣り用のテグスでつるされ、宙に浮かんで見える。内藤修子の新作インスタレーション「昭和哀燐ノ紅怨(あいりんのくおん)」は、墓碑(十字架)の周りを漂う死者(人形)の群れを想起させる。

 1949年生まれ、長崎市在住。腰巻きや十字架をモチーフに、女性性、長崎の歴史を落とし込み、古い時代を感じさせる現代美術表現に取り組んできた。本作にもその姿勢は貫かれている。

 幕末に長崎・浦上で起きたキリスト教徒弾圧事件「浦上三番崩れ」、東南アジアなどに身売りされた女性、からゆきさんたちの寄進によって明治時代末、島原に建てられた塔「天如(てんにょ)塔」の物語を下敷きにしているのだという。

 「どちらも大昔の話ではないのです」。地元でも顧みられる機会の少ない史実に光を当て、現代人に問題を意識させる試み。つらい運命を背負いながら、生きることを余儀なくされた者たちへの鎮魂のメッセージが色濃くにじむ。人形たちは半裸に腰巻き姿。顔に浮かぶ穏やかな笑みは、生前の苦痛から解放された喜びの証しなのか。それとも、どんな逆境下でもくじけない強じんな精神の表れなのか。悲しみと休息の気配が交じり合い、赤を基調とした情念に彩られた空間には永遠の時が刻まれている。

 11月1日まで(会期中無休)。福岡市中央区天神3のアートスペース貘(092・781・7597)。【渡辺亮一】

https://www.youtube.com/watch?v=yXhmkUgL2wU 2013/1/27骰展
長崎美術館県民ギャラリー全室(無料)
展覧会 骰展(psy-ten)2015
会期 2015年10月1日(木)~10月4日(日)
時間 10:00~17:30(最終日17:00) ...
概要 過去十数回の展覧会をしている。
   全員が精一杯の制作をし、作者の姿が見える事を心掛けている。
出品者 今道信子 浦のり子 岡元和正 柿本静子 金子衛 陶山伸一
    田中昭子 タナカタケシ  徳山太郎 内藤修子 松下和代
    三好るり 山下かじん
動画:2013/1/27
https://www.youtube.com/watch?v=yXhmkUgL2wU
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