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曼珠沙華腰巻の美術世界
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http://www.ne.jp/asahi/nagasaki/mdn/kigamuku/kigamuk6.html墓標の記憶



墓標の記憶



2008年1月20日から2月3日 (1)                              
美術展2008[ima]長崎
「墓標の記憶」
百年経ったら帰っておいで    
                        

大中尾棚田アートに参加、30mの白い布に書きます。
300m離れた畦道からは、写経のように・・千人針のように・・
赤い十字架のように見えるのは、血縁、ご先祖と今生きる者を繋ぐ血縁の流れにも似ています。赤い十字架に見える人、或いは血縁に見える人。
鑑賞される方で、自分のそれぞれの思いで、きっと違って映る事でしょう。

コンセプト:私たち心の中の、過去の記憶は何処から始まり、何処へ流れて行くのだろうか。
● 故郷のことを語ってみようではありませんか。
人は、100年は生きられない、今、この地に生ある者は全て100年後には、灰となり土になっている。
この奥深い外海の大中尾地区は、100年の月日など簡単に、のみ込んでしまいそうな世界がある。それ程に雄大で全ての人をつつんでくれる。
今在る生命を大切に生きたい。それは何も人ばかりではない。木も林も
森も神社もお墓も小川も・・・万物が愛おしいものに思えます。

記憶の中で、最も古い血縁の人を思い出してみよう。
そして、その方の名前を書いてみよう。
ご先祖の名前を書くという行為で、現実に過去に生きていた人と今、生きている自分の存在を結び付けるものは、「血縁」であることに、改めて気づくことでしょう。
書く事で、過去の人が、この世に生きた証のような気持ちにもなり確認作業へと行為が進むことでしょう。
やがて全ての、今、命有る者が、この世を去る時、支えて命の賛歌を歌ってくれるのはこの大自然だけかもしれない。

(2)



「100年経ったら帰っておいで」
そして、あなたは気がつくでしょう。
たった独りでこの大地に立っていないことを。
例え、独りで今、この地に来たとしても、川や土手や、この棚田が、やさしく包んでくれることでしょう。

・ ・古い血縁の生の日と若年の血縁まで100年間が有ることを。
この棚田のこの地が「100年経っても、今のままで迎えてくれることをしることでしょう・教えてくれることでしょう。」


記憶の中に残る古い血縁― ―あなたの名前― ― 若年の血縁
例      林田孫一 ・・・ 内藤修子  ・・・長谷咲月


① 10月から合う人たちに、書いて頂きました。今日までに120人集まりました。
② 会場にて、出会える方にも書いて頂こうと思います。
③ 1月19日10時から、設定から作品展示を含ませて、その行為そのものを、同時にパフォーマンスをします。布に名前を書き込んでいきます。
④ 名前の書き込みは、期間中は毎日予定しています。
⑤ 書いた布は土で汚れたり、風雨に当たっても、永遠に残ります。



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