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曼珠沙華腰巻の美術世界
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 賑やかだったランタン祭りも終わり、いよいよ春。
街は静かになり銅鑼の音も響く長崎へお出かけ下さい。 
「おいで-まっしぇ~」
旧長崎美術博物館より続いています。展覧会の度に解散して、メンバーを変えながら再生するという奇妙な展覧会でもあります。 
PSY-展(さいてん)サイコロの精神、心を意味する前置詞PSYに由来する展覧会。福岡、大分在住の美術家を含め15人。平面、インスタレーション、音響作品など40点。
■長崎県美術館(出島町) (展示区分 県民ギャラリー)
■ 展覧会骰展(PSY-TEN)2009
■ 会期 2009年2月24日(火)~3月1日(日)
■ 会場 全室
■ 主催 骰展実行委員会
■ 概要 15人の出品者が個展形式をとりながらコラボレーションする。
※無料
出品者
足利桂子
今道信子
浦則子
織田芳人
柿本静子
木下悌二
田中昭子
タカナタケシ
内藤修子
マーサ・ノジマ
松下和代
山下良夫
吉田隆+田中拓也
吉村瞳

写真:DM
「千々石昭和心中」
材料
①:足袋10足以上・
②足袋の前に名前を書く(亡親族・生親族・女性のみ)
(林田花江)(林田モミヱ)(稲崎秀)(内藤修子)(まる中ヒトミ)(木山美樹子)(野濱邦子)(林田スナ)(久保マスエ)(寺本ハルノ)(吉野キズ)(北平ミサノ)(川野桐江)(田中シエ)
③白い草履12足を完成(手作り)。
④赤い腰巻15枚
腰巻を風呂敷にして着物を包む:風呂敷包み15個
⑤お米を足袋に入れる。
⑥日の丸10m×6m:日の丸は真ん中から裂けている。
⑦どてら:4枚
⑧裸電球1こ。
今も昔も、女性がたくましく生きていく姿を表現。
女性は1人で生きているように見えるが・・・
はたしてそうだろうか・・・
生きて行くものをさぐるように・・・
生きてきたあかしのように・・・

荷物ひとつ・白足袋・白い草履が並んでいる。
日の丸を挟んで・・・
遠い壁の生き付く所に、「どてら」が4枚ある。
 寒さから、全ての悲しい出来事から、貴方を守ってくれる両親の姿をどてらに託して表現する。このどてらは両親。
すなわち、生きて来た先祖へとつながって行くのでのである。
(この文は明記しない。作品を観て観客に作品の見方を提案しているだけで終わる。)

千々石昭和心中 
概念:
 急ぎすぎたように生きた昭和時代の女たち、もちろんこれは、私の作品への制作過程のことであるが。 耐えること、乗り越えることばがりに必死になったように思う。 昭和から21年目、「古い昭和・昭和心中」と発する前に、昭和から受け継ぐ大切なものを、現代に照らし出して、表現して、何故今これが心を揺るがすのだろうかと、問う展にしたい。自分にも深く投げかけてみたい。そのような表現方法を企画していると、誰のためでもない、作品の表現は自身に重く深く圧し掛かって来ている。

写真:CAA  「どてら心中」



写真:昭和34年「父娘(私)」
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